34歳の出遅れ婚活パーティ

私が最初に出席した婚活パーティは、県主催の物でした。パーティに対して怪しいイメージがぬぐえなかったので、できるだけお堅い集まりがよかったのです。デパートで少しおしゃれな服を買って参加しました。私がいいなと思った人は、他の女の子といい雰囲気になっていて、でも私ともアドレス交換してほしいな、と言って、連絡先を教えてもらいました。その後、メールを送ってみましたが、何も続きませんでした。電車で一緒になったそのパーティの参加者とも少しお話しました。真面目ないい方でしたよ。でも家庭環境が複雑らしくて、あなたみたいな人は巻き込みたくない、と言っていました。まあ、そういう断り文句かもしれませんが。確かに、本人はしっかり生きていても、周囲に何らかの事情がある、という方は、婚活パーティには多めだという印象はありますね。結局、収穫がなかったなと思って、反省会の一つもしたい気分になり、一人の参加者とお茶をすることになりました。大変焦っていて、必死に活動している方でした。女子目線で、もっとこういう風に接したら、良くなると思うよ、と意見を言ったりしました。情報交換のために、連絡先を交換したのですが、パーティ情報を流したら、手取り足取り教えてくれないのはおかしい、というクレクレちゃんになってしまい、揉めないようにご縁を切ることに苦労したのでした。その後、県主催じゃない婚活パーティにも参加しました。別に、どこが主催しても、来る人は、不真面目になるわけではありません。ただ、ゲームのようになってしまうのがよくないですね。どんなパーティでも、一人は、常識的で素敵な男性がいるわけです。別にイケメンじゃなくても。女子はみんなその人を狙います。その人とカップルになることだけに必死になります。でも、パーティが終わって、街の外に出て、まだ一番素敵に見えるか、となると難しい所です。あの空間だけの話なんですよね。付き合って、結婚する相手を探しているのに。私が見ていて、堅実にカップルになって帰っていく人は、「何もかもを悟りきった顔」をしていました。そんな割り切り方ができるなら、何も婚活パーティに出席する必要はないのではないか、と思いました。私は、男性の悪い面が目について仕方がなかったです。女の子とはいい出会いがあり、その後長く友人関係を続けている人もいますよ。パーティに出ていた時期は、とてもいい人生勉強をしたと思います。その後、元彼が自分にとっていい人だったと気づき、連絡を取ることになったのです。